2016年4月2日土曜日

クールな田舎をプロデュース

これまで長々と地方創生について綴ってきました。

地方創生は大変難しい課題だと思います。
実際に効果を出していくためには、越えなければならないハードルがたくさんあります。

しかし一方で、考えれば考えるほど、日本の地方は可能性に溢れています。
地方創生に真剣に取り組めば、苦労と同時に、大きな喜びとやりがいも得られるはずです。

と言うことで、地方創生の話にはそろそろ一度区切りをつけようかと思います。
(と言っても、また懲りずにするとは思いますが)

最後に、私が実際にお会いしたことがあり、かつそのパワーや情熱を強く感じた方が代表を務められている会社を二つほど紹介します。

一つ目は『株式会社 美ら地球(ちゅらぼし)』です。
http://www.chura-boshi.com/

岐阜県の飛騨を本拠地とし、国内外の観光客に、日本の里山体験を提供しています。
観光客は、サイクリングやウォーキング、酒造巡り等のツアーを体験し、古民家に滞在することで、里山体験を満喫できます。
恐らく、地元の人からすれば、普段見慣れた当たり前の景色なのだと思います。しかし、それが(特に)海外から来た人たちにとっては、美しい魅力的な体験に変わるのです。
この会社のミッションは、「クールな田舎をプロデュースする」ことです。これは、日本全国の至るところで実現できる考え方だと私は思います。

飛騨の景色













二つ目は『有限会社リボーン』です。
http://reborn-japan.com/

この会社では、田植えや収穫、離島巡り、自給自足の生活体験、発酵文化の見学等々のエコツアーを企画・提供しています。
「環境学習」「健康づくり」をテーマにツアーを提供されており、「参加者同士の学び合い」「協力・恊働の体験プログラム」「訪問地域への利益還元」「環境保護」等をツアー企画時の原則として掲げられています。必要であれば、参加者への事前教育まで実施していると聞きました。
これらの考え方も、地方創生においてはまさに重要だと思います。特に「学び」を重視したアプローチは、欧米のインテリ層に日本を強くアピールしていくうえで不可欠な要素ではないでしょうか。

日本の田園風景と桜は最高です













地方創生の話にはまた触れていきたいとは思いますが、ひとまず今回で一区切り。

次回からは、「企業活動による経済価値創造と社会価値創造の両立」について少し考えてみたいと思っています。

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