中小企業診断士になって、早6年以上経ちました。
かつては、「経営戦略」や「マーケティング」「人材戦略」などにもっぱら関心がありましたが、徐々に興味の対象も変わってきました。
「コーポレート・ブランディング」や「CSV」「CSR」「健康経営」「人権」などが、最近の主な関心対象です。要は、「競合にどう勝つか」「お客様にどう売るか」から、「社会にどんな価値を提供するか」ということに、関心が移ってきたということです。社会に高い価値を提供し、信頼を得ている「社格」の高い企業であれば、必然的に、長期的な存続確率も高いはずです。
こういう話をするとよく、「どこの会社も社会に価値を提供している!」と言われてしまいます。確かにそのことは否定しませんが、しかし代替が効くような価値しか提供できていなければ、それは「社格」の高い企業とは言えないと思います。高潔なDNAを保持しながら、変化する社会の課題を的確に捉え、自社の強みにより唯一無二の価値を提供し続け、その貢献の成果として自社の経済価値も享受する。「この会社がないと困る!」と社会が考える。そういう会社こそが「社格」の高い会社だと考えます。
そして、中小企業やオーナー企業こそ、実はそういう「社格」の高い会社になれる可能性が高いと考えています。そこらへんは、おいおいまた語っていきます。
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